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桐(きり)のお話

投稿日:2015年09月26日

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世界を驚愕させた、ラグビーワールドカップのニッポン代表、エディージャパンにエールを送っている、田中榮一郎です。
試合も凄かったですが、練習量もハンパなかったそうですね。あの、強豪のオーストラリアの選手でさえ2週間で音をあげてしまう練習を半年以上もやって来たそうですから...
やはり、質を上げるためには、圧倒的な量をこなさないといけないのだと改めて痛感している次第です。

さて、本日は木のお話の最終回、「桐」についてお話しします。

目次

  • 「桐」について
  • 「桐」は木じゃないの?
  • 「桐」の使われる用途
  •  まとめ

「桐」について

桐は高貴な色として知られる紫色の花を咲かせます。また、鳳凰(ほうおう:一万円札にも描かれている伝説の鳥)の止まる木として神聖視されており、日本でも嵯峨天皇の頃から天皇の衣類の刺繍や染め抜きに用いられるなど、「菊の御紋」に次ぐ高貴な紋章とされています。
また中世以降は天下人たる武家が望んだ家紋としても有名で、足利尊氏や豊臣秀吉などもこれを天皇から賜っています。このため五七桐(ごしちぎり)は「政権担当者の紋章」という認識が定着するようになりました。
五七の桐花紋のついた裃を着た織田信長像は、皆さんも良くご存じのとおりです。

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内閣総理大臣の紋章はコチラです。五七桐です。

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「桐」は木じゃないの?

桐は木みたいですが、実はゴマノハグサ科という草の仲間だと言う事をご存知でしたか?
私たちは、木の上に寝転ぶよりも、草の上に寝転ぶ方が気持ちがいいですよね。また、木は堅くて食べられませんが、草は食べることもできます。とてもヒトに近い材料なのです。しかし、木みたいなので、漢字では木偏に「同じ」と書いて「桐」となっています。漢字ってすごいですね。

「桐」の使われる用途

桐は古くから良質な木材として重宝されており、下駄や箪笥(タンス)、箏(こと)、神楽面の材料となっています。たんすの話で有名なのは、むかし、火事で家が焼けてしまったけど、桐のたんすが真っ黒になって残っていて、引出しをあけたら、中の着物は大丈夫だった(驚)!というものです。これは、桐の表面が火の熱で炭化して、それ以上燃えなかったためと言われています。また、他には、洪水で桐のたんすが流されたけれど、川下に行くと泥にまみれの桐たんすがあり、引出しをあけると中の着物は大丈夫だった(驚)!という、ホントかよ~?っていう話もあるんですよ。これは、桐たんすの気密性が良くて、水の入る隙間もないということらしいです。
かつて日本では女の子が生まれると桐を植え、結婚する際にはその桐でたんすを作り、嫁入り道具にするという風習もありました。桐は成長が早いし、タンニンという、防虫、抗菌作用が衣類を守るという理由でたんすに使われていたのでしょうね。今でも、着物はお母さんの形見の桐のたんすにしまわれている方も多いのではないでしょうか。また、人間が最後に入る棺桶も桐製が多いですね。桐は本当にヒトとの繋がりがとても強いのです。

 まとめ

このように、ヒトととてもかかわりのある材料である桐をニットー住宅ではよく収納や、クローゼットの壁に使います。その理由は、何と言っても調湿性、断熱性、肌触り、防虫性・抗菌性といったところでしょうか。
梅雨時でも湿度の調整をしてくれますので、ベタベタしませんし、まるで桐たんすに衣類をしまっているかのようになるからです。桐を床に貼ることもあります。そうすると、冬でも床がとても暖かいのです。不思議でしょう?実は、桐の成長が早い理由の一つに空気を多く含んでいるから、というのがあります。つまり、密度が小さいのです。空気は真空に次いで優秀な断熱材です。冬に着るダウンジャケットも空気を羽毛で包んでいるから暖かいのです。
そうは言っても、ホントかよ~?と思われている方は、是非一度、天然木スタジオにおいで下さい。実際に体験しない事にはわからないことはたくさんありますからね。
本日も読んでいただき、ありがとうございます。
では、みなさん、良い、一日を!

この記事を書いた人

田中 榮一郎

田中 榮一郎

理想の家を毎日追い続けています! 皆様の家を造るにあたって、私の経験が活かせればこの上ない幸せです。 一級建築施工管理技士・宅地建物取引士

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2015年9月26日 投稿|