こんにちは!
ニットー住宅、営業の松尾です。
今年も残すところ後1ヶ月となってしまいましたね。
そろそろ年末の準備を始める時期と思いつつ、後回しになってしまう日々を送ってます・・。
さて、今日は家を支える大事な構造体のお話をします。
当社は無垢の木材を使って構造体を造っています。
無垢の木材といっても、木にはいろいろな種類がありますよね。
どんな工夫をして、どのような配慮をして造っているのか、構造体のヒミツをお伝えします。
目次
同じ1本の木にも部分によっていろいろな特徴があるのをご存知ですか?
その特徴を活かすも殺すも使い方次第です。木の特徴について、一例をご紹介します。
・木材には表と裏があるんです。外側の樹皮に近い方が「木表」中心に近い方を「木裏」といいます。木表は木裏と比べて乾燥が早く反りが生じます。反り曲がった木裏側を表面材に使用するとトゲが刺さりやすくなるので、人が触れる面には木表側を使うのがベストです。
・芯材と辺材・・芯材とは木の中心(樹芯)の事をいいます。堅くて腐りにくく、虫にも強いので、構造体として使用されます。赤っぽい色をしていることから赤身ともいいます。辺材とは芯材の外側の樹皮に近い部分のことをいいます。比較的節が少なく、柔らかいので加工がしやすい部分です。主に内装材や下地材に使います。白っぽい色なので白太ともいいいます。
住まいの仕様する主な木の種類をご紹介します。
「すぎ」曲げに対して強さを発揮します。(柱・梁・床材・壁材・天井材・建具などに使います)
「ヒバ」抗菌作用があります。腐朽菌に強く、耐水性があり、強度も高い材料です。(土台・柱・軒廻り・濡縁などに使います)
「赤松」堅くて強度があります。マツヤニが出るのが特徴で粘り強い材です。(梁・床材・壁材・天井材などに使います)
「桐」キリはとても軽い木材です。断熱効果は抜群!防虫効果も優れていて、燃えにくいのも特徴です。(収納・押入れ・床材・壁材・天井材に使います)
このようないろいろな木材の持ち味を活かして使い分けると、丈夫で長持ちする家が出来あがります!
木の特徴について簡単にお伝えしましたが、その他にも天然木はいろいろな作用を発揮し、住む人が健康で快適な暮らしが出来るお手伝いをしてくれます。年を重ねるごとに美しさを増していき、暖かみのある空間となります。そんなおうちで暮らしてみてはいかがでしょうか。
松尾 恵美