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丈夫で長持ちする基礎と土台の話

投稿日:2015年11月22日

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こんにちは!ニットー住宅松尾です。
今日は家をささえる大事な基礎と土台についてお話します。

目次

  • 丈夫で長持ちする家
  • 基礎と土台の話
  • まとめ

 

丈夫で長持ちする家

丈夫で長持ちする家づくりにはしっかりした基礎と土台が必要です。
基礎というのは、家の下の方に廻っているコンクリートで立ち上がった部分の事を言います。
土台とは基礎の上に置かれる木材で、柱や床をささえる大事な部材となります。
では丈夫で長持ちするためのポイントを幾つかご紹介します。

基礎と土台の話

基礎の種類は独立基礎や布基礎、ベタ基礎といわれる種類がありますが、現在は一般的にベタ基礎という工法で造ります。
ベタ基礎は名前の通り、家全体の土の部分にコンクリートを打ちます。そして、立上り部分を連結した布のように施工します。
ベタ基礎は丈夫で、湿気対策や防虫にも役立ちます。ただし、正しい施工をしないと、その強度も著しく低下する原因にもなります。鉄筋の太さや配置、金物の位置、人が通れる人通口の配置や補強にも気を付けなければなりません。
基礎と土台の間には、基礎パッキンといって、通気をとるパッキンを咬ませます。これによって、床下全体に風が流れ、湿気から土台や床を守る役割を果たします。
次に土台を敷きます。土台の材料は桧やヒバが向いています。桧やヒバは湿気や水に濡れると、ヒノキチオールという芳香成分を発します。ヒノキチオールは白蟻が嫌いな臭いです。その為、きちんとした施工をすれば、白蟻駆除の薬品を塗らなくても外虫から家を守る事ができるんです。ヒノキチオールは人にとっても癒しの効果が期待できるので、入浴剤や芳香剤に使われたり、殺菌効果も高く、水虫の薬にも使われています。
住宅の工事現場に行くと、土台にホチキスの針の跡のような傷がいっぱい付いている土台をよく目にしますが、これは薬液注入土台といって、薬液を無理矢理を染み込ませているような状況です。表面は染みていても、中心の方まではなかなか成分が行きとどかないため、傷がついたりするとそこから白蟻が入り込んで、内部を食べてしまうことがあります。薬液注入土台の場合は最初は安価でも、定期的に白蟻駆除の薬品を塗布しなければなりませんので、ランニングコストでみると高くついてしまったり、人体にも決して良いとは言えないですね。

 

まとめ

やはり、家は高い買い物ですから、丈夫で長持ちが一番!特に見えなくなってしまう基礎や土台は絶対に手を抜いてはいけませんし、材料を吟味する事が大切です!また、良い材料を使用したからといって、通気口を塞いでしまったり、湿気の多い環境を外部から造ってしまったのでは意味がありません。正しいメンテナンスを心掛けて、安心して暮らしたいものですね。

 

この記事を書いた人

松尾 恵美

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2015年11月22日 投稿|