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地盤調査ってどんな方法で調べるの?

投稿日:2015年11月09日

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こんにちは!
先日千葉県松戸の方へ行く予定があったので、梨を買って帰ろうと思って楽しみにしていたのですが、時期が終わってしまい、残念ながら直売所は全て閉まってました。秋も過ぎてしまったなあ・・とつくづく感じました。
さて、話は変わりますが今日は地盤調査の方法についてご紹介します。

目次

  • 住宅の地盤調査の方法
  • スエーデン式サウンディング試験のメリット・デメリット
  • まとめ

住宅の地盤調査の方法

地盤調査の方法にはさまざまなやり方があるのをご存じですか。地盤の状況に合わせて上手に使い分けましょう。
高精度なら良いと思われる方も多いと思いますが、費用の事も考えると非効率的です。高精度な調査を必要としない良好地盤も多く存在しますので、必要に応じて追加実施する方が良いと思います。また、国内の各地域には、これまでに実施した莫大な地盤調査のデータが蓄積されておりますので参考にするとよいでしょう。
一般住宅の場合は、前回お話しした現地調査や各種資料の事前調査を行った上でSWS試験(スエーデン式サウンディング試験)を実施するのが一般的です。

SWS試験のメリット・デメリット

現在一般住宅の地盤調査方法で最も普及しているのが、SWS試験です。SWS試験のやり方は単純です。地中に鉄の棒を貫入させ、重りを載せます。重りだけで自沈しないことを確認しながら100㎏を上限に重りを追加します。次は鉄の棒を回転させ、地中にねじ込みます。この時、鉄の棒が25cmねじ込むのに必要な回転数を測定し、その結果を基に地盤の強度を判定します。作業が比較的単純で、コストも少なくて出来る調査ですが、弱点もあります。例えば、地中に大きな石やガラなどがあった場合、それを堅い地盤と間違えてしまったり、直接土の採取が出来ないため、手動式の場合、土質の判定を回転音などで判別するときに作業員の経験に結果が左右されてしまう事があげられます。そのような事から、SWS試験がすべての地盤に対して万能というわけではないのですが、最も普及している理由は、敷地内の複数箇所を安価で調べる事ができるというメリットがある為です。複数調べる事で、敷地内の地盤強度のばらつきを調べることができます。ちなみに、SWS試験はビルやマンションには使われていません。ビルやマンションは重量がありますので、深さ20~50mほどの深い地盤まで調査が必要となりますが、SWS試験はおおむね5~10mの浅い地盤の調査を対象にしているからです。ちなみに気になるお値段は1宅地に付き3~5万円程度です。

まとめ

今回は一般住宅の主な地盤調査についてご紹介しましたが、他にもいろいろな方法があります。(こちらはまた別の機会に説明します!)目的に適した地盤調査と、結果に伴った適切な改良方法で安心・安全な地盤を造りましょう。

この記事を書いた人

松尾 恵美

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2015年11月9日 投稿|