理想の家を建てるために(その4)    =構造・工法について理解する=

投稿日:2016年02月02日

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先日は、U23サッカーアジア大会の優勝で、国内が盛り上がりましたね!0-2となってしまったときは、正直、またダメか?としょんぼりしてしまいましたが、それからの怒涛の攻撃で,終わってみれば、3-2の劇的な逆転勝利。気分は最高でした!
やはり、スポーツの力って結構すごいものがあるな~と感じている田中榮一郎です。
さて、今回は建物の構造・工法について解説します。構造・工法は建物の性能、間取、価格、施工業者はもちろんのこと、そのご家族の運命さえも変えてしまうほどのものですので、しっかりと理解して下さい。

目次

  • 代表的な構造・工法は3つ
  • 木造について
  • 鉄骨造について
  • 鉄筋コンクリート造について
  • まとめ

代表的な構造・工法は3つ

まず、みなさんよくご承知の木造がありますね、それから鉄骨造、そして鉄筋コンクリート造の3つがあります。

木造について

木造には大きく分けて3つあります。まずは、日本の伝統工法でもあります、在来軸組工法です。柱や梁(はり)などの材料で建物を支えます。メリットは、高温多湿な日本の気候や風土に適しています。間取りやデザインの自由度も高く、リフォームもしやすいです。また全体の荷重が小さい(木は鉄やコンクリートに比べて軽い)ので、地盤に掛かる費用(杭工事、地盤改良工事)も他の工法に比べて少なくなります。デメリットは施工者によって品質にバラつきが出ることです。だから、良い大工さんが多くいる工務店さんがいいですね。二つ目は、2×4(ツーバイフォー)工法についてですが、ツーバイフォーとは言いながら、これは乾燥する前の木の寸法で、乾燥後にカットすると1.5インチ(38mm)×3.5インチ(89mm)のSPF(エスピーエフ :スプルース 米トウヒ、:パイン マツ類、:ファー モミ類)と言われている常緑針葉樹の材料を使います。これに構造用合板を取り付けて面を構成し、建物を支えます。メリットは、面で支えるので耐震性、気密性の優れています。短工期で施工品質が保たれます。デメリットは、大きな窓が設けにくく、湿気に弱く、間取りを変えるようなリフォームは難しい事です。三つめはプレハブ工法(ユニット工法)です。部材の大半を工場で生産し、現場で組み立てる工法です。メリットは、短工期で、施工精度が高いことです。デメリットは外観や間取りの制約が多く重機で搬入するので、密集地や、道路の狭い土地には不向きです。

鉄骨造について

重量鉄鋼造と軽量鉄骨造に分かれます。重量鉄骨造は、厚み6mm以上の鋼材を溶接して接合し、強靭な柱と梁で建物を支えます。メリットは3階建て以上の建物に適し、大空間を取ることができます。デメリットは、建物・地盤共にコストがかかります。重機で搬入するので、密集地や、道路が狭い土地では建設が難しい場合があります。部屋の内側に柱や、梁が出てきます。鉄は熱を通しやすいので、断熱工事の施工に気を使います。軽量鉄骨造は厚み6mm以下の鋼材を金物で結合させてブレス(筋違)やトラスで強度を出します。メリットは、精度が高く強度が安定しています。デメリットはそれほど大空間は取れない事と、やはり鉄なので熱を通しやすいことです。そもそも、鉄という字は「金を失う」と書きますので…

鉄筋コンクリート造について

鉄筋コンクリート造は、ラーメン構造と壁式構造に分かれます。まず、ラーメン構造ですが、強靭な鉄筋コンクリートの柱と梁で構成されます。メリットは耐震・耐火性能に優れています。大空間を造れます。デメリットは建物、地盤にコストがかかります。コンクリートも熱を通しやすい材料ですので、外断熱(断熱材の性能や厚みにもよります)の建物にすれば、熱容量が大きく、気温に左右されにくい住まいになりますが、内断熱(断熱材の性能や厚みにもよります)にすると、気温に左右されやすくなります。ただし、マンションの場合、周りを他の部屋で囲まれているお部屋は、周りのお部屋が冷暖房してくれれば自分の部屋もそれに影響されるので、外気温に左右されにくくなります。だから、マンションは最上階を避けた方が良いと言われるゆえんはこの辺にあるのでしょうね。続いて壁式構造ですが、強靭な鉄筋コンクリートの面で構成されます。耐震・耐火に優れていて柱や梁がないので、部屋の内側に出っ張ってくることはなく、スッキリとしています。デメリットは大空間は取りにくい事です。また、鉄筋コンクリート造なので、ラーメン構造と同じデメリットがあります。

まとめ

いろいろな工法がありますが、漢字で見ると「休=人+木」。英語だと「forest(森)=for rest 休むために」と、洋の東西に関わらず、人が休まるには、木は不可欠なものなのでしょうね。

<参考文献>最高の家を建てる方法-株式会社エクスナレッジ

この記事を書いた人

田中 榮一郎

田中 榮一郎

理想の家を毎日追い続けています! 皆様の家を造るにあたって、私の経験が活かせればこの上ない幸せです。 一級建築施工管理技士・宅地建物取引士

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2016年2月2日 投稿|