マンションリフォーム・リノベこそ、自然素材で!

投稿日:2015年08月08日

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最近、はだしのゲンを見て、戦争の恐ろしさを改めて感じている、田中榮一郎です。
マンションリフォーム・リノベをお考えの方に知っておいていただきたいことがあります。

目次

  • マンションの室内環境が結露しやすいワケをご存じですか?
  • 結露防止の優等生をご紹介!
  • 自然素材でリフォーム・リノベを成功させる秘訣!
  • まとめ

マンションの室内環境

マンションは鉄筋コンクリート造や鉄骨造で出来ていて、木造住宅と比べて、気密性が良いです。それでいて、木(桧や杉)に比べて、コンクリートは約13倍、鉄は約600倍熱を伝えやすいので、マンションの室内は、結果として結露しやすい環境にあります。(ちなみに鉄筋コンクリート造で外断熱であれば結露する可能性は少なくなります。)最近のマンションは計画換気されていますので、結露はしにくいですが、熱交換されていない換気設備だと熱エネルギーが浪費されます。

結露防止の優等生をご紹介!

そこで、マンションをリフォーム・リノベする際に材料に求められるのは、結露が発生しないように、室内の湿気を吸ってくれる機能を持った材料を使うということです。それに応えてくれる材料は、自然素材です。漆喰、珪藻土、無垢材の床などは湿気を吸ってくれますので、負の連鎖を断ち切ってくれます。つまり、結露の発生→カビの発生→ダニの発生→ダニの糞・死骸が室内に舞う→ヒトが吸ってアレルギーの発症。という負の連鎖の大本を断ち切ってくれるのです。

自然素材でリフォーム・リノベを成功させる秘訣!

ここで、自然素材を使う場合の注意事項を言っておきますね。まず、床についてですが、第一に、音の問題です。よくマンションのリビングや洋室にはジュータンやカーペットが敷かれています。これは、室内の音を下のお部屋に伝わりにくくするためなのです。マンションの管理規約には音に関する規約があり、「LL45等級を満たすもの」とか書いてあります。コンクリートスラブ(床)の上に直に、無垢の床材を貼ったら、コンコンと音が響いて下の階のお部屋にご迷惑をかけてしまうので、通常音が伝わらないように工夫をします。弊社では防音用の下地材を入れています。第二に、水の問題です。洗面脱衣室や、トイレ、キッチンにはどうしても水滴が床に垂れてしまいます。その時にあまり時間をかけず拭き取れば、床には何の跡も付きません。しかし、水が垂れていることを気付かずに、放置していると無垢材の床にはその水滴の跡が残ります。しかしその跡も、サンドペーパーで削れば問題ありません。次に壁ですが、第一に、珪藻土は仕上がりがザラザラしています。お子さんの皮膚が触れた時には傷が付く恐れがあります。第二に、コンセントやスイッチのプレート周辺にダイナミックな模様をつけてしまいますとプレートと塗壁材との間に隙間ができてしまうことがあります。これを防ぐために、職人さんには「プレート周辺は平らに仕上げて下さい」と一言いうと良いでしょう。これは、片引戸の裏側の仕上も一緒です。凸凹していると片引戸の把手が傷つくことがあります。気を付けましょう。

まとめ

マンションはリフォームやリノベーションをすると新築のようになります。この時に、化学工業製品で出来た材料を使ってしまうと少なくとも2年間はシックハウス症候群のリスクが増えてしまいます(2年を過ぎれば材料に含まれる有害物質は揮発されて軽減されます)。そのようなリスクを避けるためには、自然素材をお使いになることをお勧めします。やはり、建築材料は人に近い材料を使うべきです。地中深い場所から採掘された石油化学工業製品はいろんなものに化けますが、すべて偽物で、時間と共に劣化していきます。いわゆる「経年劣化」です。しかし、自然素材を使った環境は、時間と共に美しい空間になります。これを私は「経年美化」と言っています。美しい思い出は時間が経っても色あせたりはしません。私たちの心に美しく残ります。住まいの環境も、自然素材を使うことで、時間の経過と共に美しくなります。

 

 

この記事を書いた人

田中 榮一郎

田中 榮一郎

理想の家を毎日追い続けています! 皆様の家を造るにあたって、私の経験が活かせればこの上ない幸せです。 一級建築施工管理技士・宅地建物取引士

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2015年8月8日 投稿|