吹抜けに設けた大きな窓で自然光をしっかりリビングに届けます。白い鉄骨階段がアクセント。

奥様がお手持ちの収納に合わせて、オーダーメイドで造作した洗面台。鏡は後から取付ができるように壁を補強しました。ジメジメしやすい水廻りも、標準仕上げのしっくいで調湿され、快適な環境に。

ダイニング廻りの照明にはダウンライトのほかに、ライティングレールを採用しました。ダイニングのレイアウトが変わったり、明るさをもう少しプラスしたいときに大活躍です。

廊下からは洗面脱衣室浴室へと抜けられるようになっています。小さな子様がいっぱい遊んで帰ってきたらそのままお風呂に入れられる動線計画になっています。

子供部屋は最初のころは仕切らず、後々には仕切ることができるような計画にしました。クローゼットの建具は、湿気がこもりにくく、意匠性も高いルーバータイプを採用しました。

キッチンからの目線の抜け感は奥様のこだわりポイントの一つ。窓を多く設けたことで、開放的な空間が仕上がりました。

リビング側から吹抜けを見上げると、とても気持ちの良い空間です。リビングの壁は壁掛けTVが設置できるようになっていますが、しっくいは光を反射させる作用がありますので、プロジェクターとの相性が抜群です。ですので、プロジェクターで壁一面に投影して映画を楽しむ方もいらっしゃいます。

大きなコールデンレトリバーが家族にいるため、ある程度の高さを出しつつ、圧迫感がでないよう、造作の門柱にはスリットを設けて、視線が抜けるような設計にしました。玄関までのアプローチには、コンクリート枕木を採用して、やわらかな印象に仕上げました。