こんにちは!ニットー住宅、松尾です。寒い日が続きますが、お元気でお過ごしですか?先日は初雪で列車の遅れなどもあり、大変でしたね。
今回は高齢になっても快適に暮らせるお家(浴室)の工夫をご紹介します。
目次
入浴中の死亡事故は年々増加しています。なんと、年間14,000人くらいの方が亡くなられていて、交通事故を上回るそうです。入浴中の事故の原因は、心肺停止、脳血管障害、一過性意識障害(失神)、溺水・溺死などです。また、入浴事故は寒い冬の時期に多く発生しています。入浴事故の約8割は、一人で入浴している元気な健康高齢者だそうです。このような事故を少しでも防げるよう、私たちに何が出来るのか考えてみました。
1位、洗面室・浴室の暖房設備(室温とお湯の温度差をなるべく少なくしましょう。)
2位、手摺の取り付け(適切な位置に手摺を取り付け、転倒防止に役立てましょう。)
3位、半身浴用の浴槽(半身浴の浴槽は底に段差があるので、浴槽で滑った時は支えになることがあります。また、腰かけ側に座って入浴することで、心臓への負担を減らす事が出来ます)
4位、呼び出しブザー(緊急時は、ボタンを押せばリビングにいるご家族へ気付いてもらえるような呼び出しブザーが便利です)
5位、浴槽滑り止めマット(市販でも購入できます。浴槽、洗い場での転倒は大変危険です。万が一転倒しても怪我を軽減する効果もあります)
ご参考になりましたか?1~4位は自分で設置するのは難しいので、気になる方は是非ご相談下さいね。
・・とはいっても、熱いお風呂が好きな方や長時間入浴したい方も多くいらっしゃると思います。その日の体調や気温などを意識して無理の無い入浴をしましょう。
今回のお話、お役に立ちましたか?私の知り合いにも浴室中事故で亡くなった方がいます。健康な方がちょっとした事で亡くなるというのはとても残念なことです。未然に防ぐ対策をとって、快適な入浴を楽しみましょう♪
松尾 恵美