みなさんおはようございます!お元気でしょうか?田中は最近体調不良気味です…。不調の原因の根本は運動不足とストレッチだと思われます。実は、肩こりなど、上半身に辛さがくる症状については、太ももの筋肉に引っ張られて、姿勢が崩れるために発生していることがあることをご存知ですか?是非ストレッチ(下半身を多めに行ってみてください)をして、効果をみてください。やはり、何事もバランスが大切ですね。ちなみに、レンガでいうバランスはずばり目地が握っています!!と、いうことで、本日はレンガ応用編として目地についてお話しようと思います。
レンガの目地は決まっているものだと思っていませんか?標準的なレンガの目地は30㎜程度となっています。しかし、それはレンガの厚みによっても変えた方がバランスがとれます。ところで、標準的な目地の色はネズミ色をしたものですが、目地の色は変えられることはご存知ですか?なかなか目地までいじる方はいませんので、目地まで変えることができるとは知らない方も多いですね。では、早速幅をいじりましょう!
目地の幅を広げてみると、どんな風に見えると思いますか?少しゴツくなります。少し欠けのあるレンガを使いながら、幅を広めにとってみると、手仕事感がある荒々しいテイストになります。逆に目地を狭めてみると、シャープにみえます。モダン寄りな雰囲気になりますので、白っぽいレンガを使用してモダンに仕上げる場合はオススメです。その場合はピチッと欠けなどのないものを選びましょう。また、レンガを半分にスライスして積む場合には、そのレンガと同じ目地幅(60㎜程度)で積むことをお勧めします。その方が柔らかさが出て、南欧感がでる外構になります。
目地の色は着色料を混ぜる方法と、ネズミ色のモルタルでレンガを積んだ後に、目地に左官を施す方法の2パターンがあります。オススメは前者ですが、実際には黒ぐらいかと思います。クリーム色や白などは後者をお勧めします。理由は着色料によっては不自然な色味になりやすいからです。黒にすると、一気にインダストリアルな雰囲気になります。南仏っぽいインダストリアルテイストをつくりたい場合にはそれにガラスブロックなんかを組み合わせてもよい雰囲気がでるのではないでしょうか?軟らかい南欧風をつくる際には、クリーム色に近い白色で目地の上から左官することをお勧めします。どうしてもレンガ自体に左官塗料がついてしまうのですが、その荒っぽさが逆に暖かみのあるレンガを生み出します!!
目地をいじる…我ながらニッチなテーマに踏み込んだと思いますが、外構計画の奥深さを垣間見て頂けたのではないかと個人的には満足しております。今年はこちらの記事が、私の担当分の最後となります。皆様、本年はこのようなブログを読んで頂きありがとうございました。来年も頑張りますので、よろしくお願い致します。