みなさんおはようございます!!
この頃寒いですよね、日頃活発に外へ出かける方も、この季節になると家にこもりがちになるのではないでしょうか?そんなときは、是非お家でぬくぬくしながら、普段考えないお庭のことを考えてみましょう!!
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タイル状の石とは、矩形に切られた石のことです!!南フランスはもちろん、欧州では石畳が多いですよね。あの形状の石を分けてご説明するために、ここではタイル形状の石とします。なぜタイル状なのかというと、立方体のような石(←ピンコロといいます。)ではなく、タイルのように厚みが10~25ミリ程度に抑えられているものだからです。
これらの石は主に、駐車場と玄関ポーチを繋ぐアプローチと呼ばれる部分に使われることが多いです。種類としては、様々あり、色も基本的には、乱形と同じ種類があります。少し異なる点は、アースカラーと呼ばれるような、灰色がかったくすんだお色があるということです。
使用すると、南欧風の石畳の雰囲気が出て、これまでのブログで書かせて頂いた、ブロックやレンガと合わせると、非常にかわいく仕上がります。
しかし、その分だけ費用も掛かってしまいます。では、どこに重点的に使用すればいいのか?
答えは意外にも敷地の境界とアプローチの間と考えています。こうすることによって、敷地の外側からは完璧な石畳を見せつつも、玄関周りの奥側では、使用枚数を節約することができます。もしくは、3~4列を敷地境界に敷きこむという方法も効果的です。その他の部分はコンクリートで仕上げたとしても、見栄えは良いです。
どんなものにも注意点はつきものです。一番注意しなければならないのは、鉄分を多く含んだ石の配置方法です。砂岩系の石に多いのですが、鉄分が多いということは、経年変化とともに、錆がでるということなのです。これはピンコロにも現れる現象です。なぜ錆がでると問題なのか、お分かりになりますか?そう、錆が雨水によって流され、目地部分を伝って錆を拡大させていくのです!!しかし、これは天然の石ならではの現象ですので、それも含めて楽しめるように工夫しなければなりません。例えば、コンクリートとのハイブリットの場合、敷地との境界側にすることを推奨したのは、コンクリートに錆が流れないようにするためでもあるのです。全体に敷きこんでしまうのであれば、錆はなじんできます。
いかがでしたか?奥深い外構計画の話。石畳には植栽がまた映えるのです!錆を避けたい場合には、マットな質感の黒っぽい石を避けるべきです。また、サンプルをとってしっかりと確認をしてくださいね!
次回は、ウッドデッキの話をしたいと思います。