日本には八百万(やおよろず)の神と言う言葉があり、自然界のあらゆるものに神が宿るとされて来ました。地鎮祭は、大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)=大地を司る神様と、これから家を建てようとしている土地に宿る神様(氏神様)を鎮め、土地を使うことに対する許可を得るという意味があります。日本の神様はないがしろにされると怒り、祟(たた)ると言う性質もあるとされますが、地鎮祭で土地を利用する許可を得ることによって、祟りを防いで工事の安全を祈るという意味もあります。
以前、ある土地に白蛇の神様の祠(ほこら)があったのですが、施主様(不動産業者さん)が邪魔だからと勝手に取ってしまったことがあります。その後、建物の上棟した時に大工さんが落ち、続けて鳶さんの頭にハンマーが落ちるという事故が立て続けに起こった事がありました。慌てて地鎮祭を行ったところ、その後の事故はなくなったことがあります。
地鎮祭をやる、やらないは施主様の自由ですが、このような経験がありますので、聞かれたら、私は地鎮祭をやる事をお勧めしています。
実際に地鎮祭が始まる時に知っておきたい作法は、玉串奉奠(たまぐしほうてん)と二礼ニ拍手一礼(にれい にはくしゅ いちれい)です。
詳しい動画をアップしておきますので、ご参考にして下さい。
コチラ↓
https://www.youtube.com/watch?v=0fflYWrOLJg