建築確認を申請しよう
建築確認を申請。
建築基準法に適合しているか、審査を受けよう。
工事に入る前に、必ず行わなければならないのが、建築確認申請です。建築確認とはこれから建てる家が建築基準法などの法令に適合しているかどうかを調べる公的なチェック。申請の実務は、工事や設計の依頼先が代行してくれますが、着工日や住宅ローンの申し込みにも関わる重要な手続きなので、必ず流れを把握しておきましょう。
申請先は自治体の建築主事か、民間の指定確認検査機関。依頼先が代理人として、手数料分の収入印紙を貼った「建築確認申請書」(正・副2通)など必要な書類を揃えて申請します。審査を通れば2階建であれば、3週間ほどで、3階建ですと5週間ほどで確認済証(建築確認通知書)が交付され、晴れて着工が可能になります。ただし、不適合の部分があれば、設計図を修正して、再申請しなければなりません。
確認済証とともに戻ってくる申請書の副本は、着工後の中間検査(地域、規模、構造により必要な場合がある)時、完了検査時に必要なため、依頼先の会社に保管してもらい、建物の引き渡しの際に検査済証とともに、手渡されます。いずれも、建物の登記を行う時や、将来、リフォームを計画する際に必要になるので、大切に保管しましょう。
■建築確認申請に関する法的手続きの流れを知ろう
建築基準法では、施工前の建築確認申請、工事終了後に完了検査申請書を出して完了検査を受けることが求められています。このほか、木造3階建てや一定規模の鉄骨造、鉄筋コンクリート造は工事中に現場で中間検査を受ける必要があります。
設計図の作成
見積もり
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建築確認申請
① 建築確認申請書の提出
② 建築種子(建築検査員)の審査
③ 確認済証(建築確認通知書)の交付
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工事請負契約の締結
着工
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中間検査
① 中間検査申請書の提出
② 建築主事(確認検査委員)の現場検査
③ 中間検査合格証の交付
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竣工
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完了検査申請書
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完了検査
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検査済証の交付
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建物引渡し
残金支払い
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建物の登記
家づくりが進んだらチェック
□建築確認について理解しよう
□建築確認申請の手続きを取ろう
□不適合な部分は設計変更し、再申請しよう
□確認済証受け取ろう
参考文献「最高の家を建てる方法」発行所 株式会社エクスナレッジ