みなさんおはようございます。
最近はマンションのリノベーションで使う素材のサンプルで机が埋まってきた田中です。
埋もれながらも素材と日々格闘している中で、ふと思い出したのは、張り方によって素材の見え方が全く変わることです。
そこで、今回はフローリングの張り方についてお話したいと思います。
目次
みなさんはフローリングはどのようにして張られているかご存知ですか?
なぜ張り方からお話を始めるかというと、実は、工法によって使用する床材が変わってきてしまうからです。
具体的には、下の図をご覧ください。クオリティが低いことには触れないでください(笑)
結局何が異なるのかというと、フローリングの下に合板と呼ばれる板が入るのか入らないのかという違いになります。床材のカタログなどを見ていると、どこかに「捨て張り工法用」と書いてあるはずです。そこにまずは注意しましょう!
さて、ここからが本題です。どんな張り方があるのかみていきましょう!!
すだれ張りは接合面をすべて合わせて張る張り方で、天井の仕上げに用いられた張り方を床に応用したものといわれています。
一定の間隔で接合面をずらして張る張り方です。現在のお家のほとんどはこの張り方ではないでしょうか?
接合面を一定の間隔に揃えずに張る張り方です。近年多くみられる張り方で、もともとこのような接合がされているコンビットと呼ばれるフローリングの商品が普及し始めていることなどから、目にする機会も多いのではないでしょうか?
斜め張りは、空間を広々と見せ、スタイリッシュにみせることができるため、商業施設などで、近年よく使われる張り方です。カフェなどで見かけることが多いのではないでしょうか?
ヘリンボーン張りはベルサイユ宮殿でも使用されている伝統的な張り方です。非常に手間のかかる張り方ですので、費用は掛かりますが、味のある空間に仕上がります。
市松張りは日本の伝統的な木工工芸にもみられる張り方です。縦方向に張ったら次は横方向に張るといったように、互い違いに張ります。昔よく使われていた張り方ですので、祖父母の家で見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いかがでしたか?今回はよくみられる張り方に絞ってご紹介しました。注文住宅を建てるのならば、張り方にもコダワリを持ってみてはいかがでしょうか?もう建ててしまったよ!という方でも、リフォームという形で張り替えることができますので、ぜひ検討してみてください!
もちろん、ニットー住宅でもご相談を受け付けておりますので、「フロアを張り替えたいんですが…」とお電話頂ければ、飛んでいきます(笑)